クルミは最古のサプリメントと言われていて、古代から滋養強壮の栄養食として食べられてきました。このクルミに含まれる抗酸化作用は医学でも実証されており、医学が認める唯一の血管年齢を若返らせる食品です。
血管年齢を若く保つということは、血管をやわらかく保つということになり、血管がやわらかければ動脈硬化や脳溢血などの血管に由来する病気のリスクが激減するだけでなく、実は高血圧の一番の予防になります。
高血圧になるのは、塩分の取りすぎと言われすぎていますが、本当のポイントを言い当ててはいません。塩分は保水性があるので血中での塩分濃度が高くなると保水するので若干血液量が体内で増えます。そのため血管内の圧が若干高くなるので血圧が上がります。しかし、それが高血圧になるというのは間違いです。
血液の量が多少増えたからといって慢性的な高血圧になることはないし、危険な数値にまで血圧が跳ね上がる要因にもなりません。塩分は血管を痛めるとも言われていますが、それも間違いで、血管を傷つけるのは塩よりも油です。油は酸化しやすいものなので、一般的には抗酸化剤で分子構造を変化させています。トランス脂肪酸などは最も危険な油の化合物です。
つまり、高血圧は塩分ではなく、その原因の第一は血管が堅くなることで、毛細血管の末端での血流が悪くなり、細胞への血液供給量が落ちることで、末端で詰まっているから脳は心臓へもっと強く血液を押せと命令します。血液をもっと圧をかけて流そうとして交感神経を強く働かせ、心臓のポンプに圧をかけるのと同時に血管にも圧をかけます。これが血管内の圧を上昇させるので慢性的な高血圧になります。
血管が常にやわらかい状態なら、毛細血管にも充分に血液が行き渡り、細胞への血液供給もスムーズに行われますので、高血圧にはなりません。
同時に交感神経が高くなっているのも落ち着きますので、ストレスによる不定愁訴も軽減していき、実はこれで肩こりや腰痛も改善しやすくなります。
毎日、手のひら一杯分のクルミを食べ続けることで、血管年齢は着実に若くやわらかくなっていきますよ。